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設立趣意書

特定非営利活動法人 Railway Fan Club 設立趣意書


昭和後期から問題視されていた公共交通の衰退が依然として進行しており、地域社会の根幹を揺るがす事態となっている。さらに近年は新型コロナウイルスの感染拡大などにより、地域の足を支える公共交通事業者の収益は悪化の一途を辿り、交通基盤の維持が全国的な課題となっている。

鉄道を軸とした公共交通の価値を高める取り組みが求められている。RFCは、観光・文化・技術を広く大衆に広め、鉄道が影響するより広い範囲でみた魅力発信が、公共交通の復権・持続につながると考えている。

RFCは1997年に任意団体として開設し、2001年からは毎年、模型を使った鉄道運行実演をおこなってきた。RFCの特徴は鉄道運行そのものの再現であり、運行管理や路線のイメージまでをおこなっている。実演イベントでは、東急電鉄や京急電鉄などの鉄道企業での展示実績もあり、展示を繰り返す中で「路線の価値を伝え、来場者に沿線の関心を高めてもらう」という傾向が強まった。さらに富士急行や北越急行などの地方私鉄での展示では、鉄道運行の再現展示が街の催しとなり、地域交流の場になることを実感した。

都市部では交通問題への関心を深める機会を、過疎地域では交通インフラの維持・活性化・バリアフリーといったさまざまな問題解決の場となる展示を、特定非営利の法人格があることによって行政・法人との交渉が容易になり、ITシステム等の契約面で経済的な負担が軽くなることにより、広く多くの人々に披露したいと考えている。
鉄道運行実演には技術、鉄道運行に必要な専門的知識、沿線の風土や文化を深く理解する必要がある。当団体が公共交通に関連する生涯学習の場となることを期待している。

定款

NPO法人の目的、組織、業務執行などについて、基本的な規則を記したものです。

​事業報告書

事業年度ごとの事業の状況を報告するものです。

事業報告書(次年度以降公開します)

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