
ダイヤ運転フェスタ2021夏
「東海道線・名鉄線」レポート




2021年9月26日(日)、ホビーセンターカトー東京さまにてダイヤ運転フェスタ2021夏「東海道線・名鉄線」を開催しました。
お越しになれなかった方や、もう一度振り返りたい方へ、ダイヤ運転フェスタの模様をお届けします。
駅選定とダイヤ構成
今回のダイヤ運転はRFCの前身となった産技高専鉄道研究会との共同開催となりました。
駅選定やダイヤ制作を同会へ依頼。東海道線と名鉄線の見どころを引き出してもらいました。

2路線のターミナル駅、名古屋を中心に豊橋、岐阜までRFC初の並行路線同時実演を実現するため、2路線が入り乱れる配線となりました。
当日は、RFCの匠により豊橋と豊明がより実物に近い配線へ変更されました。当日変更が多いのもRFC運転会の特徴です。
枇杷島分岐点で分かれる犬山線、神宮前で分かれる常滑線を再現。多くの列車が集まる名鉄名古屋の密度感を再現することが出来るようになっています。
東海道線も途中の大府から分岐する武豊線を設定。朝夕時間帯は名古屋駅まで区間快速の乗り入れがあります。
完成した配線をもとに東海道線、名鉄線の見どころを詰め込んだダイヤを作成しまし た。
(ダイヤ画像をクリックすると印刷用元データのPDFが開きます)
種別の色とスジの色は概ねリンクしていますが、名鉄線は黄色がミュースカイ、紫が快速特急となっています。
これは実車調査の過程で判明したものを反映しています。
せっかくの並行路線ということで豊橋から岐阜まで両線の速達列車が並走するようなダイヤが組まれました。

豊橋を名鉄特急が10時15分に出発。あとを追いかけるように新快速が10時30分、15分差で出発します。
名古屋では10分差まで縮まり、岐阜には同着します。
新快速と名鉄特急のデッドヒートが繰り広げられました。
設営作業
今回もホビーセンターカトー東京さまの5Fレセプションルームをお借りしてダイヤ運転フェスタを実施しました。
設営は金曜午後から開始。日曜日10時の開場へ向けて1日半かけ設営を行います。

まだ線路を置く机も配置されていないレセプションルーム。これから名鉄線と東海道線の線路が敷設されていきます。
机を配置し、まずは名鉄線から敷設していきます。

豊橋駅は当日現地で配線が変更されました。
もともと1線だった名鉄側は飯田線用の2線が加えられ、東海道線の線路とも接続されました。
右から飯田線1番線、飯田線2番線、名鉄線3番線、東海道線/飯田線4番線と続きます。
名鉄線飯田線のホームがズレているところも雰囲気が出ています!
名鉄線の敷設が完了したところで金曜日の設営は終了しました。残る作業は土曜日へ持ち越しです。

設営2日目の土曜日はこの状態からスタート。
東海道線の敷設と名鉄線の信号類の設置、お客さま向け掲示物の展開が行われます。

東海道線岐阜駅は特徴的な駅舎の外観を再現しました。
ダイヤ運転に直接関係のあるものではありませんが、これがあるだけでダイヤ運転が華やかになります。

今回の再現範囲内で、唯一の名鉄線車両基地となった豊明検車支区。
続々とスカーレットをまとった名鉄の車両が入線していきます。

車両部により使用車両の入線完了、電気部から信号関係の設置完了が通知され、試運転が開始されます。